仕事でキャパオーバーは
甘えなの?
このようにお悩みの方に解説します。
仕事って、次から次へと舞い込んできますよね。
立て込んでくれば、どうしても時間内に処理しきれなかったり、ミスも出がちに。
仕事と平行して、疲れと焦りもどんどん溜まっていく。
私も昔 毎日のように残業しながら、事務処理に追われていた時期がありました。
若くて体力もあったとはいえ、仕事が長時間に及べば集中力は途切れがちに。
ケアレスミスも連発して、後で訂正するはめに何度おちいったことか。
機械じゃあるまいし、同時に色々なことをやれと言われても、それは無理な相談。
疲れてるはずなのに夜眠れなかったり、なんだか息苦しくなったりすることもありました。
人間 限度を超えればキャパオーバー状態となって、正常な状態は保てなくなるものです。
ところが、このキャパオーバーの原因を、よりによって「甘え」だなどと言いたがる人がいます。
必死になって働いているのに、そんなことを言われたら虚しくてやる気も失くしますし、怒りすら覚えますよね。
そこで今回は、「仕事でキャパオーバーするのは甘えなの?」というテーマで解説します。
この記事を読むことで、キャパオーバーは甘いと言えるのか、キャパオーバーしてしまう理由や
対処法などがわかります。
こんなに頑張っているのにまだ甘いのか、と思い悩むあなたのお役に立てますので、是非最後までご覧ください。
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本記事の内容
- キャパオーバーは単なる「甘え」ではなく、深刻な職場の問題である
- 長時間労働や過剰な仕事量が心身に及ぼす影響について
- キャパオーバーから抜け出すための具体的な解決策と対処法
仕事でキャパオーバーが甘えとされてしまうことの弊害
業務量が超過している、オーバーフローの状態が続くことで、どんな問題が起こるでしょうか。
この章では、キャパオーバーしてしまうことの弊害について考えます。
心を病んでしまう
業務量超過の生活を送ることで最も怖いのは精神的に参ってしまうこと。
体の疲れなら休息することで回復は望めますが、心を病んでしまうと深刻です。
一日の仕事を終えて、リラックスして充分に睡眠を取れれば、また明日も頑張れるというもの。
でも一向に仕事が終わらずに、遅くまで居残りしてそれでも片付かない。
- 仕事のことが頭から離れず眠れない
- 自分は甘いのでは?
辛いことが頭から離れない、そんな生活が心や体にいいわけがありません。
疑心暗鬼に陥りながらの毎日、いつかパンクしてしまっても不思議ではありません。
心の病が厄介なのは回復が不確かなこと。
治ったと思っても再発したり、どこか調子が悪かったりと不安定な状態が続くことも。
これでは安心して生活を送ることは難しい。
ふいに涙が出たり、寝つきが悪くなって朝起きれなくなるのは病気のサインの可能性があります。
怖いのはキャパオーバーしてしまうことでメンタルへ影響することです。
病んでからでは遅いのです
ミスが増える
仕事がいっぱいいっぱいの状態が続くと、どうしてもミスは増えてしまいます。
余裕を失い、目の前の処理で手一杯になるのですから当然の話。
ちょっとしたケアレスミス程度なら笑ってすまされます。
ですが、契約書類とか重要な文書の文言を間違えてしまうとこれはシャレになりません。
さらには、イライラが募って周りに当たり散らす。
自分の不満を周りにぶつけて解消しようとする。
これは最悪です。
信用や信頼を失くして、人間関係にもひびが入ることにもなりかねません。
人間関係がもつれると、修復は困難なもの。
キャパオーバーすることでミスを誘発することが怖いです。
意欲を失くす
キャパオーバーで仕事への意欲を失くすのも怖いことです。
気持ちが失せることで、燃え尽き症候群になっては廃人と同じことだからです。
- こんなに働いているのに成果を挙げられない
- 認めてもらえない
- これでは疲れるだけ損だ
- 何にもやる気になれない
こんな風に考えても不思議ではありません。
働く意欲ばかりか、自信までも失くしてしまう。
これでは貴重な働き盛りを、無駄に過ごしてしまうことになります。
そうなれば、収入アップの機会も閉ざされることになって、とてももったいない話。
キャパオーバーで仕事への意欲を失くすのも怖いことです。
仕事でキャパオーバーは甘え?と感じた時の対策法
仕事でキャパオーバーするのは甘えではありません。
甘えという精神論で片付けてしまうのは無理があります。
では もし今いっぱいいっぱいだと感じているなら、どのように対処するのがいいでしょうか。
1.優先順位をつける
やらなければいけないことが数多くあるなら、どれから先にやるか順番をつけて片づけていくしかありません。
同時に複数のことをこなすのは不可能。
ならば重要度の高いミッションを選別して、やっつけていくしかないです。
- まずは全体を整理する
- 順序だてる
- 周囲によく相談する
私もかつては次から次へと舞い込む仕事を消化しきれず、手当たり次第にこなしていくということをやっていました。
結果どれも中途半端な形になってしまって。
その時は自分には能力ないなぁ、と自己嫌悪に陥ったものです。
今にして思えば、甘いと思う必要はなくて、きちっと整理して一つ一つ片付けていけば済んだ話。
それから、上司によく相談して解決法を探るべきでした。
1人で抱え込まずに冷静に対処すればよかったなと思うのです。
やるべきことがたくさんあるから、あえて順番をつける。
もしこれで処理しきれないのなら、次の手を考える必要があります。
2.さらす
一人では対応できないと思ったら、さらけだす=オープンにしてしまうのが一番。
未処理のままの案件を抱えこんでしまって、後になってこんなに抱えてます、と言われても周りが困ります。
自分はこんなに苦しんでいるのにと思っても、人はなかなか気づいてくれないもの。
皆忙しいですし、自分のことで精一杯。
なるべく早く上司や同僚に、今いかに困っているかを訴えて解決法を考えるべき。
周りに悩みを打ち明けるのは、結構勇気のいることです。
かく言う私もあまり偉そうなことは言えない立場。
未処理の案件をしょい込んでしまって、後になってばれてしまい大目玉をくらった経験が何度もあります。
早めにさらけ出せば、解決は難しくはないもの。
これはお客様にも影響があることなので、早めに手を打つべきです。
真摯に、現状を打ち明けることで、有効なアドバイスなり改善点なりを提案してくれるはず。
そこで無関心な態度を取られたり、応じてくれないのなら、そこまでの会社と割り切れるというもの。
一人では対応できないと思ったら、早めに悩みを共有してしまうのが一番です。
3.休む
キャパオーバーになっていて、苦しいのなら、いったん立ち止まって欲しいです。
いっぱいいっぱいの状態なのに無理して仕事を続けたところで、いい成果は期待できないもの。
私にも経験がありますが、追い詰められた状況ではとてもじゃないが仕事どころではありません。
息をするのも苦しくて、ミスを誘発しやすくなります。
有給休暇はこういう時のために使うもの。
思い切って1週間位休養に充てれば、体調の改善も期待できます。
休むことの効果として挙げられるのが、周囲にあなたが弱っているということをアピールできること。
人手不足のおり、辞められるのは周囲も困ります。
以前より気を使われるようになって、担当業務の見直しや改善に繋がれば占めたものです。
4.退職する
キャパオーバーの状態が変わらない、改善に取り組もうとしないどころか、むしろ良しとしている。
会社の態度に変化がない、歩み寄らないようなら、退職の道を探るしかありません。
仕事を通じて幸せな生活を得たいのに、健康を害するのは本末転倒だからです。
本来、社員一人一人の能力や負荷を考慮して、いい具合に業務内容の調整をするのは会社の務め。
マネジメントを放棄して仕事が終わらないのを社員の能力不足のせいにする。
ましてや甘えてるなどと、責任を転嫁する会社にいては、この先どんなひどい目に合わされるか分かったものではありません。
ならば、早めに新たな環境を求める方が利口というもの。
幸い、転職を取り巻く環境は好転しています。
人手不足の背景もあり、特に若い世代にとっては売り手市場の状況。
もう働きたくない、などと悲観する必要は全くありません。
悪徳な会社からは早めの退職を
5.退職代行サービスを利用する
キャパオーバーの状態を脱するため退職を決意したものの、何らかの事情で手続きが進まない。
そんな時には退職代行サービスを利用する手があることを思い出してください。
- 忙しさを口実に退職の話に応じてくれない
- 人が足りないのに何考えてるんだと逆切れされた
- 上司が怖くて話を切り出せない
会社を辞めたいんだけど、様々な理由から辞められなくて苦しんでいる人がいます。
退職代行サービスはそんな迷い人のために作られたサービス。
1人では乗り越えられなかった壁も、プロに依頼することでいとも簡単に突破することができます。
今 退職したいんだけど叶わなくて困ってる、という状況にある。
ならば、内容をご確認いただき、お役に立てるようなら是非お使いください。
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仕事でキャパオーバーは甘え、という思い違い
仕事上のストレスの原因
上記はWrike株式会社の日本法人による調査結果。
仕事上のどんなことにストレスを感じるのかを聞いて、その上位3つを抽出したものです。
表は一般社員の男女を対象にしたものですが、最も多かったのが「仕事量が多すぎる」。
つまり多くの人が「仕事でキャパオーバーしている」、と答えています。
仕事の量に対して対処が追い付かない。
ではこれって甘えや無能が原因なんでしょうか?
そんなことはありません。
甘えてるとは、
・改善の努力をしようとしない
・他人に押し付ける
・泣き言ばかり言っている
そんな人のこと。
でも、
- 個人の能力をはるかに超えた業務量
- 性格的に断り切れない
- 仕事に就いたばかりでまだ不慣れ
こんな状況なら、とても甘えとは言えません。
効率よく進めるため改善の努力は必要。
でも、目の前に仕事が山積してたら片付けないわけにはいきません。
タスクをこなすことに精一杯で、他のことを考える余裕はなくなるもの。
仕事が円滑に進むように、程よくあんばいしたり、習熟のためのトレーニングをするのは会社の責任。
マネージャーはそのために存在しているはず。
重要な責務を放置するどころか、社員にその責めを負わせる。
甘えているのはあなたではなく、悪徳な会社であるということになります。
悪徳な会社で、もう働きたくないと感じた時の関連記事は以下からお進みください。
仕事でキャパオーバーは
甘えなどではありません
仕事でキャパオーバーは甘えと思う原因は?
許容量を超えてもなお、働けと言われるのは酷な話。
でも実際には、多くの人が余裕を欠いて働いています。
この章では、仕事がキャパオーバーしてしまう理由について考えます。
人手不足だから
適正に人が配置されていれば、体を酷使することもなく仕事ができます。
それができないのは、根本的に人手が足りないのが原因。
- 募集をかけてもなかなか応募がない
- 入っても長続きしない
- 1人当たりの業務量が減らない
今は転職市場も活発で、何かあればすぐに辞めてしまう人も多い。
辞めた人の穴埋めは、残りの人たちで行うしかありません。
他人の分まで仕事をこなすのは大変なこと。
1人当たりの負担も自然と増えて、規定内の時間では終わらずに残業に突入してしまうという構図です。
マンパワーが不足すると、当然のように仕事がキャパオーバーしてしまう。
あなたには何の責任もないのに、「甘え」だなどと呼ばれるのは心外ですよね。
仕事がキャパオーバーしてしまう背景には人手不足があります。
疲れて働きたくないと思った時の関連記事は以下からお進みください。
1人で抱え込んでしまうから
仕事がキャパオーバーしてしまう、その遠因に個人の性格も関係しています。
うまく差配できず、処理能力を超えて引き受けてしまうと当然にキャパオーバーとなります。
- 依頼を断れない
- 周りに振れない
- 自分でやった方が早いと考える
人手不足の問題とも関連しますが、少人数で膨大な業務をこなさないといけない状況は多い。
皆忙しいのは同じです。
性格的に優しかったり、頼まれるとNOと言えない人っています。
あまり安請け合いしすぎると、自分が困る羽目に。
うまく調整できれば、もう少し円滑に回るのに、結局流れが滞る。
人に分かるように説明するのは労力のかかることですし、根気も必要なこと。
それなら自分でやった方が早いとなりがち。
でもそれではいつまでも自分の負担が減りません。
仕事がキャパオーバーしてしまう、その背景には個人の性格が関係することもあります。
会社が職務を放棄しているから
キャパオーバーを個人の甘えの問題と片付けるのは無理な話。
組織で仕事を行っている以上、組織全体で考えないと解決はできないからです。
- 人手が足りないのなら、新たに採用の手続きを取る
- 何でも引き受けてしまう社員がいたら、責任者とよく話し合って配分を考える
基本的ですが、重要な業務。
会社組織に属している以上、個人の裁量でできることはかなり限られます。
何でも伺いを出して上に判断を仰ぐのは、面倒でも一般的なやり方。
逆に言うなら、責めは会社が負うべきで、末端の社員が責任を感じる必要はありません。
重要な職務を放置して、仕事が滞るのを個人になすりつけるような会社。
完全に怠慢であり、そんな場所に長く居てはいけません。
これではキャパオーバーするのも当然ですし、解決は困難です。
いじめられているから
仕事があなたばかりに集中してしまうのは、周りにいじめの標的にされている可能性があります。
不満の溜まった職場では、誰か弱い者をはけ口にして憂さを晴らそうとするからです。
仕事が円滑に進むよう割り振りを考え、適正に人を配置するのは会社の基本的な任務。
でも悪い会社は基本をおろそかにして、アンバランスを放置します。
人手不足は確かにあるんですが、人を雇うと当然経費がかかります。
無駄なお金を使おうとしないのが悪徳な会社。
- 忙しすぎると余裕を失くす
- 職場に負のエネルギーが充満する
- 不満解消のため弱い者が標的にされる
忙しい職場では、皆の憂さ晴らしのために、弱い者がターゲットにされがちです。
会社の職務怠慢でいじめられたのでは溜まったものではありません。
ましてや甘えなどとは全く次元の異なる話。
早急にこの現状から抜け出す必要があります。
キャパオーバーは会社の責任です
まとめ 仕事でキャパオーバーは甘えではない
今回は、「仕事でキャパオーバーするのは甘えなの?」というテーマで解説しました。
キャパオーバーと甘えは関係ないというのが結論。
「能力を超えた仕事量で仕事が終わらない問題」を解決させる責任は会社側にあります。
仕事が滞って取引先や他部署に影響が出て困るのは、最終的に会社なのですから。
責任を放棄して、甘えているなどと言いがかりをつける。
そんな会社に居続けることで、更なる問題に発展する可能性もあります。
見切りをつけるなら早いうちに。
退職に障害があるのなら、第三者の力を借りて抜け出すこともできます。
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- キャパオーバーは単なる「甘え」ではなく、深刻な職場の問題である
- 長時間労働や過剰な仕事量が心身に及ぼす影響について
- キャパオーバーから抜け出すための具体的な解決策と対処法