【仕事を休みたいのに休めない】放置は厳禁、病んでしまう前の打つべき一手

このようにお悩みの方に解説します。

仕事を適度に休むことは、必要不可欠なこと。
しかし、職場の環境によって、休みを取るに取れない人がいます。

過剰な仕事のストレスは健康に悪影響を及ぼし、結果的に生産性を低下させてしまいます。

「休みます」と簡単に言えない状況で、どのように振舞えば取りやすくなるでしょうか。


本記事では、仕事を休みたいのに休めない人のために、問題点や上手な対応策などを解説します。

本記事の内容

仕事を休みたいのに休めない人は多い

仕事を休みたくなる理由は人それぞれ。
この章では、どんな時に仕事を休みたくなるのかを考えます。

仕事に行きたくないと感じたことはありますか

上記のグラフは、株式会社ベクトルが２０２３年１月に実施した調査結果。
２０代から６０代までの、幅広い年代に聞いています。

当然ではありますが、ほとんどの人が仕事に行きたくない、と感じたことがあると回答。

「仕事に行きたくない」と思った理由は？　（複数回答可）

ではどんな時に仕事に行きたくない、と思うでしょうか。
理由は人それぞれ。

人間関係や体調、仕事が激務など様々な理由から、モチベーションは減退します。

「仕事に行きたくない」ときの対処法は？　（複数回答可）

それでも多くの人が、何とか頭を切り替えながら仕事に向かっています。
ごほうびに美味しいものをいただくとか、何とか楽しみを見出しながら、やり繰りする様子が伺えます。

仕事を休みたいのに休めない理由

多くの人が休みたいのを我慢しながら、毎日職場に向かっています。
この章では、なぜ仕事を休めないのかを考えます。

人手が足りないから

休めない理由の第一は職場が人手不足だから。

世の中全般的に、労働者の数が足りていないのは周知の事実。

責任感の強い人ほど、周囲に迷惑をかけたくないと思うもの。
そのため、体調不良でも、苦手な人がいても無理してでも職場に向かうことを選択します。

休めないというプレッシャーはものすごいもの。
我慢し続けることで、心や体には少しずつ疲労は蓄積していきます。

無理を重ねることで、いつ限界に達して爆発しないとも限りません。
手遅れになる前に早めに対応することが肝心。


仕事を休めない理由の背景には人手不足があります。

仕事を休めない理由の第二に、休むことを良しとしない企業風土があることが挙げられます。

古くから存在する老舗や、男性中心のマッチョな体質の企業に多く見られる傾向。


いまだに、休みは悪・勤労こそ善である、という思考に縛られた会社が多く存在します。

企業のトップが休暇を取得することに保守的だと、下の人間は苦労します。

でも、睡眠不足や勤務時間の長さを自慢げに語る、時代錯誤の管理職がまだまだ多いのも事実。

休暇届けを提出するのに罪悪感を感じ、周りの状況を伺うような職場では、取得が進まないのは当然です。

仕事が多すぎるから

担当する仕事の量が多すぎても、休めないということになりがちです。

人手不足の問題とも関連しますが、取り扱う業務が広範すぎて、とてもじゃないが時間内に終わらない。

自分一人しか担当がいないので、結局独力でこなすしかない。

それなら、休みを削ってでも会社に出て仕事を処理しなければ、という悪循環に陥ります。

仕事の量が多すぎるのは、休めないということにつながります。

仕事を休みたいのに休めないことの弊害

仕事を休みたいのに無理を重ねて出社を続ける。
そのことで、どんな影響が出るでしょうか。

この章では、休まないことの弊害について考えます。

健康面での被害

仕事を休まずに継続し続けることで、まず考えられるのは健康面への影響。

体が休息を欲してるのに、それに蓋をして無理を重ねて、心身に影響しないわけがありません。

長時間仕事を続けることで、プレッシャーにさらされ、ストレスが溜まります。

過剰なストレスの先には、うつ病や不安症状、高血圧、心臓病、腰痛、肩こりなど健康問題の可能性が。

いったん病気を発症してしまうとやっかいで、治療のためそれこそ長期の休暇を必要、とすることにもなりかねません。

適度に休みを取っていれば、回避できていたかもしれないリスクを、抱え込むことの代償はとても大きい。

仕事を休まないことで、健康面へ与える影響は避けがたいものがあります。

生産性が下がる

仕事を休まないことの影響として、生産性が下がってしまうことが挙げられます。

休息を取らないことで、体は当然疲労します。
体の疲れは脳にも伝染、効率は低下しミスやエラーの原因に。

そうなると、業務内容によっては危険な事態を招くことにも。
例えば、工場などの現場仕事などであれば、怪我や事故にもつながり兼ねません。

業務は滞り、フラストレーションは溜まる一方。
休みを取れないことで、生産性が低下することの悪影響は小さくありません。

人間関係が悪化する

適度な休みが取れないと、職場の人間関係が悪化することにもつながります。

仕事場で生まれた不満やイライラは、身近な弱い者へのいじめや怒りに向かいやすいからです。

そんな社員がいたりすると、不満のはけ口となりやすい。
ありもしない噂話をまき散らしたり、ストレス解消のためむやみに怒ってみたり、大人げない行動に走る人が現れます。

そうなると、当然職場の空気は悪くなり、気まずいことに。
休みが取れない不満やうっぷんは、即人間関係の悪化へとつながります。

仕事を休みたいのに休めない時の対応策

仕事を休むに休めない状況。
このままでは健康を害し、仕事面や私生活において影響を受ける可能性が大です。

ではどうすればいいでしょうか。
この章では、休むに休めない状況にある時の解決策について考えます。

休業する

「仕事を休みたいのはやまやまで、それができないから苦労しているんだ」と言われそうです。

でも、健康と引き換えだと言われれば、無理してでも休む方法を探すのではないでしょうか。
流されずに立ち止まって考える時間を持つことも必要なこと。

まずは病院に行って、休職が必要であるという診断書を書いてもらい、会社を休みましょう。
そうして健康保険の傷病手当金を請求するという流れ。


会社も診断書を無視してまで、働けとは言わないはず。
満額とまではいきませんが、給付金をもらいながら休むことが可能となります。

休むことに多少の罪悪感を覚えることもあるかもしれませんが、まずは自分の健康を保つことが第一。

遠慮する必要はありません。
休みながら次の身の振り方について、じっくり考えればいいです。

まずはいったん立ち止まって、今後のことを考えることから始めてみましょう。

転職する

休暇を取得することに消極的、それどころか罪悪視するような会社なら、手を引くことを考えた方がいいです。

昔ながらのやり方を変えられない、変えようとしないような会社にいても、発展は見込めないからです。

令和３年の 1 年間に企業が付与した年次有給休暇日数（繰越日数を除く。）をみると、労働者
1 人平均は 17.6 日（令和３年調査 17.9 日）、このうち労働者が取得した日数は 10.3 日（同 10.1
日）で、取得率は 58.3％（同 56.6％）となっており、昭和 59 年以降過去最高となっている。

厚生労働省　令和４年就労条件総合調査の概況

働き方改革の一環として、2019年4月からすべての企業において、年10日以上の有給休暇が付与される労働者（管理監督者を含む）に対して、有給休暇の日数のうち年5日について取得させることが義務付けられました。

世の中は休暇を積極的に取っていこうという流れ。
休みを取らせない、取りづらくするのは法律に違反する行為です。

あなたに合った会社は必ずあります。
転職サイトに登録して、早めの活動を開始することをお勧めします。

退職代行サービスを利用する

もう会社を辞めたいけど、様々な事情で辞められなくて困っているなら、退職代行サービスを利用してください。

苦労することなく悪徳会社から抜け出せて、早く楽になれるからです。

休みもろくに取らせないようなブラック企業なら、辞めるのも大変なこと。

ただでさえ働きづめで心身ともに疲労困憊の状況。
それで辞められないのではストレスを増幅させる以外の何物でもありません。

退職代行サービスは、会社を辞めるに辞められなくて苦しんでいる人たちの頼みの綱。
何事もなかったかのように、本当にあっさりと抜け出すことが可能です。

休めない、辞められないという苦しみからは早く逃れて、再スタートを切ってください。

辞めさせてもらえない状況にあるなら、退職代行サービスのご利用を。

まとめ

今回は、仕事を休みたいのに休めないことの、問題点や対処法について解説しました。
インターバルをおかずに、働き続けることで心身に受けるダメージは深刻。

手遅れになる前に行動することで、病気や怪我のリスクを回避することができます。
早めの一歩を踏み出して、快適な生活を取り戻してください。

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