挨拶しても無視されてつらい!
このようにお悩みの方へ解説します。
本記事の内容
- なぜ挨拶を無視するのか
- 挨拶を無視され続けることの弊害
- 挨拶を無視される時の対応策
挨拶を無視されるのはつらいです。
挨拶を交わすのは社会人として最低限のマナー。
職場の中であればなおさら。
一日の始まりに、出先から戻った時に、帰宅の際にと様々な状況で言葉をかけあいます。
そうすることで、互いの存在を確認しあい、安心感を得られる。
でも挨拶をしても、返事が返ってこなかったとしたら。
- 声が聞こえなかったかな
- 機嫌でも悪かったのか
- 何か失礼したかな
色々と理由や原因を考えはじめ、心穏やかではいられなくなります。
返事がこないことが続けば、気分も悪いし、なぜ私だけと疑心暗鬼にも。
中には、悪意をもってわざと返事をしない職場の長もいたりします。
責任のある立場の人に、職場で子供じみた反応をされると、こちらとしても対応に困ることに。
そこで今回は、なぜ挨拶をしても無視するのか、無視された時はどのように対応すればいいのか、ということについて考えます。
会社で挨拶をしても無視されて、途方にくれているあなたのお役に立てますので、ぜひ最後までお読みください。
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挨拶を無視するパワハラへの対応策5選
挨拶を無視されるのはつらく、切ないものです。
でも、いつまでも手をこまねいているわけにはいきません。
この章では、「挨拶を無視」に対して、どんな対応策があるのかを考えます
1.他の社員を観察し原因を考えてみる
もしあなたが、パワハラかもと感じるなら、その確認と原因について考えてみましょう。
原因を追究することで、パワハラの被害から免れるかもしれないからです。
確認の方法として、まずは他の人に上司がどのように接しているか、をよく観察してみましょう。
他の社員が上司の元へ挨拶に伺っても、あなたと同様に気難しい顔をして、まともに返事しない。
その場合は、当人の性格や気質、あるいは多忙によるもので、パワハラとまでは言えないという可能性が高いです。
あなたへの対応とは違い、気軽に返事をしている。
残念ながらあなたはパワハラの対象とされている、と考えた方がよさそうです。
パワハラの対象とされているとなれば、今度はその原因について考えてみます。
- 自分に何らかの落ち度がある
- 知らずに他人を傷つけていた
- あまりにも仕事にルーズ過ぎた
我が身を振り返ってみて、いじめの原因に心当たりがあるとなった。
その場合、真摯に反省しお詫びすれば、大抵は許してもらえるものです。
何かを勘違いしていじめに走った、という可能性だってないとは言えません。
でも、どんなに考えても、無視される理由が思い浮かばないということなら、一方的なパワハラの可能性が高いです。
まずは他の社員の動向を観察し、原因を探るというところから始めてみましょう。
2.相談してみる
どうも自分は故意に無視されているようだ、でもその理由がわからない。
ならば、まずは周囲の信頼できる人に相談してみることです。
他部署でもいいから、ある程度気心の知れた、信頼の置ける人はいませんか?
・なんだか最近シカトされてるようなんだけど、何か聞いてない?
軽く探りを入れる感じで聞いてみると、何らかの情報が引き出せるかもしれません。
近しい人物がいないなら、組合に相談するという手もあります。
最近は会社とべったりで、あまり頼りにならないのも多いですが、本来はこんな時こそ活躍を期待したいもの。
一度話を聞いてもらうのはいいことです。
親しい人がいない、会社に組合がないということなら、外部の機関に相談するという方法も。
例えば、個別労働紛争解決制度。
これは、都道府県の労働局や労基署、駅近の建物などに設置されている総合労働相談コーナーが窓口となります。
ここでは、いじめやいやがらせについての相談、助言・指導、あっせんを無料で受けることが可能。
企業への強制力はないので、万能というわけではないのですが、手始めにここからというのはありです。
3.配置転換を願い出る
自分の身を振り返っても、無視される理由に心当たりがない、どう考えても理不尽だ。
そういう事情なら、職場の配置転換を願い出ましょう。
部下に上司は選べません。
孤立した状態が今後も続けば、仕事の成果は期待できず、下手すると病気を発症させる可能性もあるからです。
直属の上司に依頼するのが筋ですが、当事者で伝えにくいなら、さらに上席の役職者に事情を話しましょう。
いじめやいやがらせの原因があなたでないのは明らか。
なのに、職場の配置換えというのは不本意かもですが、抑圧され惨めな思いで毎日を過ごすよりは、はるかにまし。
会社組織というのは不思議なところで、部署が隣に一つずれるだけで、雰囲気がガラッと変わることがあります。
そこで良い上司に巡り合えれば、事態はまた好転していくでしょう。
今職場でくすぶっているなら、配置転換の願い出を。
4.転職する
職場で毎日無視されてつらい、この会社にはもういたくない。
そのように考えるなら、会社を変えることを検討しましょう。
いじめやパワハラが起こった際には、放置せず解決しなければならないのが会社の務め。
義務を果たさずに、いじめを野放しにしてる会社に見切りをつけるのは、自然の成り行きです。
理不尽ないじめにいつまでも耐える必要はありません。
あなたが働くのに相応しい会社はいくつもあります。
逃げるが勝ちという言葉もあります。
窮屈な場所から抜け出して、伸び伸びと働ける環境を探しましょう。
5.退職代行サービスを利用する
職場で皆から無視されるなどの酷いいじめにあっていて、これ以上耐えられない。
会社にはもう行きたくない、など相当追い詰められている。
そんな切羽詰まった状況なら、退職代行サービスの利用を。
心や体が悲鳴をあげている状態では、とても仕事どころではありません。
緊急事態を脱し、安全な場所に退避する必要があります。
退職代行サービスを利用すれば、何も苦労することなく、つらい会社から避難することができます。
会社からすぐにでも去りたいと考えるなら、至急内容のご確認を。
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挨拶を無視するパワハラの弊害
挨拶を無視されることが即パワハラになるかはさておいて。
不安や不快にも感じるでしょうし、怒りも覚えるかもしれません。
このままの状態が続けば、どんな弊害が予想されるでしょうか。
仕事の成果があがらない
今のまま挨拶をしても無視される状態が続けば、思うような成果は望めません。
職場での孤立を強いられ、不安な状態のままで良い仕事ができるわけがないからです。
- 周りとの連携が取れず、仕事がスムーズに進まない
- 悩みながら自問自答している状態で仕事に身が入らない
成果が出ないなら、評価も当然あがらず、社内での孤立化が一層進む負の連鎖に陥ります。
挨拶をしても無視される状態が続けば、仕事の成果は期待できません。
健康面への影響
このまま職場で挨拶をしても無視される状態が続けば、健康面に影響を及ぼす可能性があります。
挨拶を無視ということは、自分の存在を無視されるのと同じこと。
職場で除け者にされ続けて、平気でいられるほど、人の心は強くありません。
仲間外れにされ、虐げられれば、メンタルが崩壊する可能性が高くなります。
いったん精神を病んでしまえば、回復は困難。
相当の時間とお金を費やす結果となります。
たかが挨拶ですが、軽視すればその代償は高くつく結果に。
国の調査でもパワハラで不眠や休職、入院に至ったと多くの人が回答しています。
パワハラの心身への影響
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挨拶を無視はパワハラなの?
せっかくこちらが挨拶をしているのに、それを無視する行為、それってパワハラにあたるのでしょうか。
パワハラと認められれば、会社の責任を追及できたりと、その後の対応も変わってきます。
この章では、そもそも挨拶を無視するのは、パワハラなのかについて考えます。
国の指針
国は職場でのパワハラについて、6つに分類しています。
無視するという行為はどうなのかと言えば、「人間関係からの切り離し」という項目があります。
特定の労働者に対して、仕事から外したり、別室への隔離・無視や仲間外しなどの行為は、「人間関係からの切り離し」型のパワハラに該当すると考えられます。
厚生労働省
特定の労働者を無視・仲間外しにすることはパワハラですよと、一応述べています。
挨拶を無視するのはパワハラ?
では、挨拶を無視する行為はパワハラにあたるのでしょうか。
結論から言えば、「事実上パワハラです」ということになります。
国は「無視」という言葉は使ってはいますが、挨拶だけに限定してはいません。
特定の労働者の発言・行動全般に対して、存在しないかのように振る舞うという、もっと広い意味で用いているから。
- 仕事の相談をしたいと思っても、相手にしてくれない
- 自分だけ会議から外される
- 業務連絡をもらえない
挨拶したのに無視された、それだけでは厳密にはパワハラとは言えません。
でも、「挨拶だけ無視します、但し他の行動については普通に対応します」なんて通常は考えられないこと。
他の様々な場面でパワハラ的行為がなされているはず。
日常的に挨拶無視が繰り返されていれば、それはパワハラとほぼ同義と考えていいです。
なぜ挨拶無視のパワハラをするのか
こちらの挨拶に無視という対応をとる上司。
なぜまともに返事を返そうとしないのでしょうか。
この章では、挨拶を無視する理由について考えます。
何らかの不満があるから
上司があなたのことを無視する理由に、あなたに対してなにかしらの不満を抱えている可能性があります。
- 仕事を任せても望むような結果を出してくれない
- 自分に対して生意気な態度をとる
- 上司である自分の意をもっと汲んでほしい
不満があるなら、自分の考えを率直に伝えればよさそうなものです。
ですが、そうはせずに用いるのは「無視」という大人げない方法。
はっきりとした理由はわかりません。
でも上司の心の中に、煮え切らない感情があって、何とも中途半端な反応を示しているのです。
ガス抜きの対象にされているから
上司や職場の同僚たちから挨拶を無視されるようなら、職場でガス抜きの対象となっている可能性があります。
あなたをいじめることで、皆が憂さを晴らしているのです。
パワハラの多い職場では、不満や鬱屈した感情が渦巻いています。
フラストレーションやストレス解消のため、身近なところでいじめやすい者を探します。
いじめの対象になりやすいのは、ちょっと気弱とか仕事があまりできそうではないタイプ。
ターゲットを定めると、皆で寄ってたかって陰湿ないじめに走り、溜飲を下げるのです。
例えば、
- 皆で無視する
- つまらない冗談を言う
- 子供じみたいたずらをする
いじめの被害に遭う方はたまったものではありませんが、集団心理の恐ろしさでなかなか止めることができない。
上司や職場の同僚たちから挨拶を無視されるようなら、職場でガス抜きの対象となっている可能性があります。
/今すぐ挨拶無視のパワハラから逃げる\
自分の意思を表せない性格だから
上司がはっきりと自分の意思を示さないタイプの人だと、無視されたと思われやすいです。
世の中には自分の考えをはっきりと示さない、示すことができない性格の人っています。
怒っているのかいないのか、機嫌がいいのか悪いのか、何ともわかりにくい人。
上司がこういうタイプの人だと周りは大変です。
よく部長・課長になれたなと感心しますが、真意を図りかねて、扱いに苦労する。
私にも経験ありますが、挨拶にはまず返事しない、年配の方がいました。
でも、返事を返さないのは誰にでも同じで、特に冷遇されることもなく。
その人となりが分かっていたので、問題は特にありませんでした。
悪気はなくても、積極的にコミュニケーションをとることをしない人だと、往々にして誤解を受けやすい。
はっきりと自分の意を示さないタイプの人だと、無視されたと思われやすいです。
まとめ 挨拶無視はパワハラ
挨拶を無視されるのは本当につらいもの。
ましてや、それがいつまで続くのかわからないとなると、絶望的な気持ちになります。
先の見えない会社にはさっさと見切りをつけて、新しい一歩を。
/今すぐ挨拶無視のパワハラから逃げる\
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