引き止めがしつこくて辞められない
このようにお悩みの方へ解説します。
本記事の内容
- 退職の引き止めがしつこい本音のところは?
- 退職の引き止めがしつこくて論破できない弊害
- 退職の引き止めがしつこい時の対処法
退職したいのに、引き止めがしつこくて辞められないってことありますよね。
何回も辞めると申し出ているのに,
- もう少し待ってくれ
- 今辞めるのはもったいないよ
- 業界のルールで退職の申告は半年前と決まってるから
何やかやと理由をつけて、一向に退職の手続きを進めてくれない。
最悪の場合、
- どうしても辞めるんなら損害を賠償してもらう
- この給料泥棒が
などと、脅されたり暴言を吐かれたりと、パワハラの被害に遭う人もいたりします。
なぜ一部の悪徳企業はしつこく退職を引き止めるのでしょう。
この記事を読むことで、退職の引き止めがしつこいことの弊害や対処法がわかります。
会社にしつこく引き止められ、辞めるに辞められないで困っている。
そんなあなたのお役に立てるのでぜひ最後までお読みください。
/退職の引き止めがしつこくてお困りなら\
退職の引き止めがしつこい時の対処法4選
退職の引き止めがしつこいと、嘆いてばかりではいつまでたっても前に進めません。
どうすれば突破をはかれるでしょうか。
この章では、しつこい引き止めの対処法について考えます。
1.引継ぎをしっかり行う
退職の前にまずは業務の引継ぎだけは、しっかりと行っておきましょう。
後任がいないから辞めさせられない、と主張する会社に言い訳をさせないためです。
人がいないのは会社の責任事項。
あなたが社内で行っていた業務全般、後任の方に向けて丁寧に分かりやすく記録しておきましょう。
業務の申し送りはしっかりと。
2.公的な機関に相談する
一人で悩みを抱えていても、物事は進展しません。
かといって、安易に上司や組合に相談するのは考え物。
上司も雇われている身、どうしても会社側の立場となるのは仕方がありません。
もし上司のパワハラの被害にあっているなら、そもそも相談など無理な話。
また、組合にしても、最近は会社とべったりの組織が多く、信頼が置けるかは怪しいところ。
そんな時、信頼できる第三者機関に相談するのはいい方法。
最近は、国や都道府県などの公的な機関やNPO法人 弁護士の組織 社外の組合など、相談先は多数あります。
例えば、個別労働紛争解決制度というものがあります。
これは、都道府県の労働局や労基署、駅近の建物などに設置されている総合労働相談コーナーが窓口となります。
退職したいのに強引な引き止めにあって、といった相談、助言・指導、あっせんを無料で受けることが可能。
強制力はないので、万能というわけではないのですが、手始めにここからというのはありです。
3.退職通知を送付する
退職したいのに引き止めがしつこくて、辞められないでいる。
そんな状況にあるとき、退職通知を送付するという方法があります。
内容証明郵便で文書を送付するので、あなたの意思を確実に会社に伝えることが可能となります。
辞めますと伝えるだけでは、後で言った言わないの原因に。
その点、文書の形であれば配達の記録が残るので、会社の「聞いてない」という言い訳を防ぐことができます。
配達完了から2週間が経過すれば、晴れて退職が可能に。
引き止めがしつこくて辞められない時、退職通知を送付するという方法は有効です。
4.退職代行サービスを利用する
退職したいんだけど、引き止めがしつこくて困っている。
辞めるに辞められない状況なら、退職代行サービスを利用してください。
退職代行サービスを使えば、苦しい状況からすぐに抜け出すことができます。
- 会社を辞めさせてもらえない
- 辞めるなら退職金は払わないと脅された
- 人手が足りないのに何言ってるの?
退職の申し出を無視して、暴言を発し無理難題をふっかける悪徳企業。
そんな会社に1人で立ち向かっても多勢に無勢。
でも、退職代行サービスを使えば、驚くほど簡単に脱出することができます。
辞めるに辞められず、途方に暮れる人たちの間で、苦労なく抜け出せると話題のサービス。
病んでしまう前に、退職代行サービスを使って、悪徳企業からさっさと抜け出してしまいましょう。
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退職の引き止めがしつこい本音のところは?
様々な理由をつけて、残留を図ろうとする悪徳企業。
しつこさのほんとの理由はどこにあるのでしょうか。
この章では、退職の引き止めがしつこい理由を考えます。
人手不足、採用難だから
引き止めをしつこく行う理由の一つに、人手不足の世の中ということがあげられます。
募集をしてもなかなか採用まで至らない。
人手が足りなければ業績にも影響しますし、企業側としても簡単に辞められては困るからです。
「人手不足倒産」は、2022年において140件(前年111件、26.1%増)発生した。過去最多を記録した2019年(192件)以来、3年ぶりに前年を上回った。業種別では「建設業」(34件)や「運輸業」(20件)で多く、この2業種で全体の約4割を占めた。なかでも運輸業は前年から倍増し、2024年問題を前に人手不足による悪影響が深刻化している。
帝国データバンク 2023年1月13日記事
帝国データバンクの調べによると、2022年の「人手不足倒産」は140件。
2019年の192件をピークに減少傾向にあったのが増加に転じました。
人手不足倒産件数の推移
倒産を防ぐためにも社員の流失を防ぎたい、と考えることに一理あるのも確か。
人手不足に伴う人材難で、引き止めはしつこくなる傾向にあります。
成長に時間がかかる
退職の引き止めがしつこくなる理由として、社員が成長するまでには時間がかかる、ということがあります。
従業員を一人前に育てるのには、多くの時間とお金が必要になるもの。
特に資金や人材的にも余裕のない中小企業にとって、せっかく育てた従業員に途中で辞められるのは死活問題。
そうそう簡単に退職されては非常に困るという気持ちは理解できます。
先行投資した分を回収しないうちに、退職しますと言われたら、引き止めはしつこくなりがちです。
使い捨ての駒と考えているから
退職の引き止めがしつこい理由として、ギリギリまでこき使おうとしている可能性があります。
社員を貴重な戦力としてでなく、使い捨ての駒くらいにしか考えていないからです。
まだまだ、こいつは働けるなと思われたら、もう限界というところまで散々使いつぶす。
どうせ、長くいるわけではないのだから、暴言も吐くし遅くまでの残業も命じます。
そうやって、精神のバランスを崩したところで、ポイ捨てすればいいくらいに考える悪質な会社は、残念ながら存在します。
社員を使い捨ての駒と考えるような悪徳企業なら、退職の引き止めなど平気で行うのです。
あなたが優秀だから
会社がしつこいくらいに引き止めをするのは、あなたが優秀な証拠かもしれません。
実績もあって利益をもたらしてくれる人材を、みすみす手放してしまう理由はないからです。
いろいろと貴重な情報をもたらしてくれる人なら、長く働いて欲しいと思うもの。
会社と価値観を共有できる人なら、引き止めもしつこくなるのも一応はわかります。
優秀な社員であれば、社内であまり不遇はないと思われるので、気持ちが揺らぐことも。
退職の引き止めがしつこいのは、あなたが優秀ゆえなのかも。
退職の引き止めがしつこくて論破できない弊害は?
引き止めがしつこいことで、壁をぶち破れないとどんな影響があるでしょうか。
この章では、退職の引き止めがしつこい弊害について考えます。
離職の手続きが進まない
引き止めがしつこいと、一向に離職の手続きが進まないことになります。
当然ですが、退職を妨害されているわけなので、事務手続きが滞った状態が続くからです。
もし失業給付の申請を予定しているなら、当然棚上げされたまま。
給付を受けながら、しばらく静養でもしようかと思っても、休むに休めないことに。
引き止めが長引くほど、宙ぶらりんの状態がいつまでも続くことになります。
しつこい引き止めが長引けば、いつまでも会社を辞められず、モヤモヤは解消されません。
新しい仕事に着手できない
引き止めがしつこくて、退職が叶わないと新しい仕事に着手できません。
転職先が決まっていたとしても、離職票の発行がされないと社会保険の処理等ができないからです。
次の会社の出社予定日までに、間に合わないということになって、内定取り消しにでもなったら。
そうなったら、退職は叶わないは転職はできないは、と最悪の事態を招きます。
しつこい引き止めは、転職の妨げとなることもあります。
健康を害する原因に
引き止めがしつこいことで、健康を害することにもなりかねません。
いつまでも退職できない不満や不安、上司のパワハラによって心身のバランスを崩してしまう可能性があるからです。
上記のグラフは、全国健康保険協会が公表した、上位6疾病の傷病手当金の支給割合を表わしたもの。
傷病手当金は、病気や怪我で働けなくなった時に支給されるものです。
他の5種類の疾病は、ほぼ横ばいか減少傾向にあるのに対して、精神及び行動の障害だけが増加しているのがわかります。
傷病手当金の傷病別における件数の構成割合を年齢階級別にみると、精神及び行動の障害が55 歳未満の各階級で最も割合が高く20~39 歳では 50%を超えるが、20 歳以上で年齢が高くなるに従い減少している。
令和2年度 全国健康保険協会
年齢別にみても、20代の若い人ほど精神及び行動の障害の割合が高い。
つまり若い人が精神疾患で働けなくなるケースが増加しているということです。
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まとめ 退職の引き止めがしつこい時
今回は、退職したいのに引き止めがしつこくて、という内容の解説をしました。
足止めを受ける時間が長くなれば、それだけ自由になれるチャンスが遅れるということ。
1人で悩まず、一刻も早く悪徳企業から脱出してください。
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